傷つけられたときの対策 

こんにちは。


人との関わりは大切ですが、うっかり関わると相手の言葉に傷つけられることがあります。(自分の言葉が相手を傷つけることがあります。)私は、思い出すたびにいらっとして、どうしようもない気分になる時があります。そういう時って、皆さんは何をされているでしょうか。


言葉で傷つけられるという事は、どういうことなのでしょうか。


①まず、相手が同じコミュニケーションの場所にいる状態で、相手から言葉が発せられます。それを聞いて、自分の中で解釈をして、そして傷つきます。
②次に、相手がいない状態でその言葉を思い出し、傷つきます。それが記憶が続く限り起こります。

 

こうしてみると、①と②の間には違いがあります。①は生身の相手が言葉の向かいにいますが、②は自分の頭の中の相手が問題になっています。もっと言うと、それを思い出させる言葉に結び付いた記憶が問題になっています。

これは自分の中の話ですが、①と②は同じくらい心に来ます。けっして②の方が軽いとか、そういうことはありません。問題はそこです。

①はもう、生きていたら人と人との摩擦が起こることはもう、どうしようもないことでしょう。しかし、②が起こる事態は避けなければいけません。言葉を発する時は、常に相手の中の②を考えて生きて行かないといけないのでしょう。

 

そして、②の状態になった人は何をすればいいか、についての私見を述べたいと思います。重ねて述べますが、②で問題になっているのは生身の相手ではなく、記憶と言葉です。自分の中で言葉が呼び覚ますもの(いいものとわるいものがあります)を今回は言霊と呼ぶことにします。すると、その言霊をリセットすることが必要になるのではないでしょうか。それを今回は言霊リセットと名付けます。(まんまです。)

 

言霊リセットの方法ですが、とにかく言われた事とは別の方向の、自分の好きな言葉を頭に入れていくという方法が良いかと思います。本を読むのもいいですし、声を出して詩を朗読するのもいいです。受けた言霊の力が強かったときは絵が付いている漫画を見てもいいでしょう。映像作品もいいでしょう。曲のようにメロディーがついているものも頭に入りやすいかと思います。文学作品の中には、言霊が保存されています。その言霊を呼びさまし、ダウンロードすることで、悪い言霊を追い出そうと試みてみてはいかがでしょうか。

繰り返しですが、日常生活は常に変わっていきますが、言霊は作品の中に保存されています。自分の中で暴れている悪い言霊を追い出す、いい言霊を持つものを手元に置いていることで、言葉の暴力の力を少しでも和らげてみてはいかがかと、そう思いました。